大学と航空会社はウラで繋がっていると見た。
がんばった学期の後は座席のグレードアップをしてくれるらしい。
ありがたい。
日本語の新聞を隅々まで読む。
「帰れるんだなぁ」としみじみ思うと、もう涙が出そうだ。
夕食のリクエストはもちろん和食。
まぁ絶品とは言いがたいけど、アメリカで食べる日本食と思えばそこそこ及第点。
お刺身などは冷たく、お味噌汁は温かくいただけるし、淹れたてのお茶も飲める。
日本カブレにこれ以上うれしいことはない。
周りの人はプライベート画面で映画やゲームを楽しんでいた。
私はフルーツと水分をたっぷり摂り、パックとマッサージを施して、着々と寝る準備。
あたたかいキルティングに包まれてぐっすり眠っていたので、目が覚めたとき「どこだこれ」と思った。
機内で天井を見るなんて、あんまりないもんね。
食べ放題・飲み放題で、ゴミや食器は適当に下げてくれて、私はゴロゴロしてストレッチしてるだけで日本にどんどん近づいていく。
なんて素晴らしいシステムでしょう。
残り1時間で最後に出されたクロワッサンが香ばしくてふわふわで、ものすごくおいしかったのだが、降りたら夕食が待っているので半分だけにしておいた。
ごほうび、しかと受け取りました!