自分の実力を正しく把握する難しさについて。
査定や成績など、他人を評価するのが好きな人なんているのかしら。
こんなしんどい作業はないよ。
教える職業の中には、生徒に成績をつけずに済む環境もあるので、私はこれまでなるべく避けて通ってきたのだけど、今度ばかりはとっ捕まった。
いろいろとややこしいことを経験して、もっとも大雑把に表現すれば「勉強になった」ということなんだろうけど。
それはさておき。
自分は優秀だと信じて疑わないことと、自分は優秀でないと信じて疑わないことは、客観的な評価を受け入れないという意味で大差ないのかもしれないと思った。
だとすると、良い成績を取ってもリアクションが薄く、高く評価されても頑なに否定し、いつまでも自信をつけようとしない、私のような学生を持った教授方は、今の私と同じように手を焼いているのかしら。
「どないせぇっちゅうねん」と、言いたくて言えないのかしら。
だとしたら申し訳ないなぁ。
そして、だとしたらしょうがないなぁ。