図書館はあいかわらずすげぇ。
今学期もそろそろしっぽが見えてきた。
このブレイクの使い道ベスト1は、“期末ペーパーの足場を組むこと”じゃないかな。
私のクラスではペーパーを課していないのだが、学生から論文探しのアドバイスを求められることがちょくちょくある。
その都度個別に答えていたのだが、質問もできないぐらい訳わかってないのも、図書館を使ったこともない新人もきっといるから、一度まとめて説明した方が効率がよいと思い、授業の10分程度を使って全体向けにざっくり“材料の見つけ方”をレクチャーしてみた。
本当は図書館なり大学院なりが主催して、新入生全員を対象にきっちり履修させるべきだと思うが、文献の探し方は意外と自己流に任せてあって、聞けば答えるけど聞かなきゃ教えてくれなかったりする。
となると要領の悪い学生は、時間を無駄にするばかりで有力な情報にたどりつけない。
読み物がズレている学生に良いペーパーなんて書けるわけがない。
適切な材料をささっと見つけるスキルはとても大事。
私の「図書館ってすごいでしょ」が伝染し、学生たちも活用する気になってくれたっぽい。
本当にすごいんだから。
がっつり使わなきゃ損です。
今日は自宅に大学から大型の封筒が届いた。
先日、図書館から「発送します」と連絡があった論文だ。
メールに書いてあった宛先が旧住所だったので住所変更をお願いしたところ、「ポストに行く寸前で封筒を止め、住所を書き換えてたったいま発送しました」というファインプレーな対応をしてくださったのを思い出す。
で、それが届いたのだけど、そもそも図書館から郵便で論文が届くなんて初めて。
確かに「送る・届く」とは言うが、通常はどこかから取り寄せるなり、スキャンしてもらうなりして作ったPDFファイルを私のアカウントにアップしておいてもらう、という電子的な作業のこと。
日にちも経過しているし、その間にも他の論文をダウンロードしまくっているので、もう何を発注したのかわからなくなっている。
はて。どんな論文なのやら。
開封してみる。
なるほど。
私は日本の機関誌に掲載された、日本語で書かれた論文を頼んだらしい。
そしたら日本から航空便でコピーが届いたらしい。
紙の規格がA4とA3だし、プリントした日から1か月近くかかっているもの。
とほほほ。すんません。
まず私のむちゃぶりの時点で、うちの大学図書館が断ってくれてよかったのに。
たぶんかなり朦朧とした状態だったんだと思う。
「英語以外は要らない」をしっかり選択しつつ、純日本製の論文を堂々と注文している。
日本のA大学の方も断ってよかったんだよ。
ご親切に引き受けてくださった上に、手作業で郵便だなんて。
それにしても今どきなぜ郵便?
メールなりファックスなりを使えば、時間も経費も削れたんじゃないかしら。
何か特別な事情があったのだろうか。
というわけで遠路はるばる、いろんな方のお手を煩わせて貴重な文献が届いた。
ありがたいことです。
がんばってペーパー書かせていただきますです。
文献検索法って学部の時にもレクチャーあったし、院に入ってからも結構クラス開催のお知らせ見るんですけどね。でも教わっても、分野でやっぱり違うし、結局自己流だな。。