勉強でも仕事でも、ひょっとしたら人間関係の諸々でも。
最初の1年の締めくくりに自分の位置を確認するって大事じゃないかと思う。
たとえば働き始めて1年経ったら、仕事や社会というものがようやくおぼろげに見え始める。
恋愛だったら、1年の間にいろんなことがあって、相手のことがいくらかわかるようになる。
外国暮らしなら、友達ができ生活にも慣れ、暮らしやすくなってくる頃だろうか。
定年退職して1年。
前の年とは明らかに違う毎日に、まだ戸惑いがあるかもしれない。
そういう表面的な変化はあって当たり前。
それに振り回されて、自分がどんな状態なのか測るのをうっかり忘れがち。
今の自分はどの方向を向いているか。
浮かれすぎていないか。
落ち込みすぎていないか。
ここで指差し確認をするのとしないのとでは、後々に大きな違いが出てくると思う。
情熱はまだ残っていますか。
ますますやる気になってきましたか。
違和感が生じてきましたか。
次の1年はどうしていきましょうか。
善悪や白黒のことはちょっと置いといて、肩の力を抜いて問診してみる。
ちなみに最初の1年を切り抜けたぐらいで、判断や決断ができるとは思わない方がいい。
しばらくすればわかるけど、1年目に起きることというのは極めて例外的で特別なイベントの連続。
判断や決断の材料としては不適切だ。