茶渋

ティーカップの茶渋をスポンジで磨いて落とす。

「なかなか取れないなぁ」と思いながら、同じところを何度も磨く。
あまりにも変化がないので一度すすいでみると、磨いていたはずのところ以外がピカピカになっている。

“ここ”を磨いているつもりでも、実際にスポンジが当たっていたのは別のところなわけで。

目標を立ててピンポイントで達成する方法もあるけど、期せずしてそのポイント以外のところに効果が現れることもある。

センターバックスクリーンにバットを向けてホームラン予告をしたとしても、他の手段で出塁できたらそれはそれでいい。
予想は外れ、意図したことは起きなくても、ランナーを貯めておくことでソロホームランより大きな得点につながるかもしれない。
たとえ三振でもゲッツーでも残塁でも、ペナント全体で見たら大したことじゃない。
引退してから役に立つことだってある。
“ホームラン予告”をする人は、実はそのへんまでわかっているのかもね。
“打席に入る”ということがとにかく大事。

だいたいさぁ、やったことないことやるのに「“ここ”ができる」なんてわかるわけないよね。
“ここらへん”ができたら御の字、ぐらいのもんじゃん?

「茶渋」への8件のフィードバック

  1. 磨くことを手抜きして漂白しちゃう人はどうなんだろう?

  2. >Kiki
    世の中には便利なものがたくさんありますからねぇ。好みの問題でしょう。

  3. >Kiki
    ?私みたいに自分を鍛えるのが好きな人は手で磨けばいいけど
    便利が好きな人は違う方法をとるだけのことかな、と思ったのですが
    そういうことじゃなかったのかな?
    磨きすぎでかえって茶渋がつきやすくなるってこともあるし。

  4. 例え話の延長のつもりだったんですけどね。
    ポイント絞って磨く事が目標を立てて達成する事なら、漂白は他人頼みで得る物だけ得るかな~?とか。もしくは、方法も何も考えずに安易な方法からとりあえずがむしゃらに攻めてみるとか?

  5. >Kiki
    そうですね。そして手で磨くのも誰かに任せるのも便利な方法を選ぶのも
    やっぱり私には単なる好みの問題に見えます。

  6. >
    ご心配&ご提案ありがとうございます。
    でも、いろんな読み方があるのは歓迎すべきことだと思います。道場ですし(笑)。

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