3時間

教える立場になってわかったこと。

2週目。

2時間のオフィスアワーの間に、学生がふたり訪ねてきた。
3時間の授業の後、30分ほど発表準備の相談に乗った。

やっと車に乗り込み、エンジンがあったまるのを待つ。

いやー疲れた。

もちろんまだバリバリ緊張しているけど、理由はそれだけじゃないなと思った。

先週は説明することばかりだったので、私がしゃべっている時間が多かったが、今週からはディスカッション。
3時間の授業の間、絶えず気を張り巡らせて学生の発言を拾う、というのは、なかなかの重労働なのだ。

思い起こせば留学生になりたての頃、集中して聞いていないとついていけなかったので、授業中はずっと耳全開だった。

いまや4年生なので、残さず拾おうなんて無茶はしない。
全部が全部、重要でもないし、細く長く保たないとポイントを聞き逃す。
ところどころ耳を閉じることもできるようになった。
同じ3時間でもさほど長く感じない。

ところが教えるとなると、立場上「あ、聞いてなかった」ってなわけにはいかない。
いくのかもしれないけど性格上しないだろうし、少なくとも今はまだ“なりたて”なので、そんな技量がない。

こんなに集中して英語ばっかり聞いてたら、英語耳ができちゃって、ある朝起きたら“英語ペラペラ”になっちゃうんじゃないの?
どうしましょ。

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