チャンスを逃しやすい人について。
たとえば何か新しい提案があって、それなりにその気があるとする。
でも即座に食いつくのは似合わないし、性急な決断は失敗につながりそうな気もする。
少しだけ時間をとって考えてみよう。
そろそろ返事しないとまずいかなぁ。
先方に乗り気じゃないと思われちゃうかしら。
どう反応すれば、「気持ちはあるんだけどまだちょっと自信がない」ってことがうまく伝わるかなぁ。
ああ、こんなに経ってしまった。
いまさら返事したって遅いよね。
あの提案だってきっとすでに動き出していて、もう私の返事なんて待っていないだろう。
ご縁がなかったと思ってあきらめよう。
…とか、そういうロジックなんじゃないかと想像する。
ほとんどの場合、予算や労力や感情やその他諸々の理由から、チャンスは一度しか与えられない。
それは当然のこと。
でも私がチャンスを与える側の場合は、できるだけ早い者勝ちにならないようにしている。
というのも、私自身がチャンスを逃しやすい体質だから。
“食いつく”“奪い取る”“手を挙げる”が苦手な、競争に弱いタイプなので、初めの一歩が出遅れるのはよくわかる。
なので起動の早さに関係なく、希望さえすればチャンスが手に入るように、しばらく置いておいてあげたいと思う。
まぁ腐るほど長く放置はしておけないけど。
ちなみに私はどういうわけか、ぐずぐずしている割にチャンスに恵まれている。
二の足を踏んでいても、あるいは明確にご辞退申し上げても、チャンスの方が居座って迫ってきて押し切られてしまう感じがある。
後々はチャンスに感謝することになるので、最初に芳しくない反応をするのが間違いなのだろうけど、これはなかなか直らない。
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