日本人が陪審員になるそうで。
問題は山積みのようだけど、私がいちばん懸念しているのは、マジメな日本人が熱心に勉強して、一斉にエセ弁護士・検察官になっちゃいそうなこと。
選ばれた途端に、本を買い込んだりインターネットで調べたりして、急に勉強し始めそうじゃない?
それでは民間人を使う良さが半減してしまうし、無駄な情熱やストレスを生んで体に悪そうだ。
『手ぶらで』を義務づけてもいいくらいだと思う。
だいたい勉強なんてものは、中途半端にするぐらいなら全然しない方が安全。
適当にかじったヤツほど扱いにくいものはない。
所定の手続きを踏んで資格を取った人たちでさえ間違えもするし、知識があるからこそ見解も分かれる。
素人は素人らしさをウリにすればいいし、それ以外にできることはないはずだ。
ところで私は日本人陪審員が集合体としてどこに向かうかに注目したい。
温情派として甘口に出るか、意外と冷たく辛口に出るか。
なんらかの傾向が顕著に現れそうな気がする。
“討論教えます”みたいなビジネスもそこそこ儲かりそうだよね。