うちにはテレビがない。
こんなとこでバレちゃうとはね。
正確に言うとテレビはあるが、接続されていない。
前のアパートはケーブルがついていたが、どうせ見る時間もないので、最初の頃はテレビを持っていなかった。
で、その後なんだかんだあって買ったんだけど、結局テレビをつけたのはほんの数回。
現アパートに引越してからはケーブルの契約さえしていない。
なのでテレビはただの置物になっている。
時々インターネットでニュースを見る程度で、私にはじゅうぶん。
ちなみに私はDVDも観ない。
映画やドラマがなくても全然生きていけるタイプ。
日本でいう“人気海外ドラマ”もハマって観たという経験がない。
そういえばせっかく買ったSATCさえ、途中までしか観ていなかった。
要するに、テレビが文化の中心ともいえるアメリカに住んで通算4年ほど経つというのに、アメリカのテレビのことを何にも知らない。
これが思いがけなく試験に関わってきた。
コミュニケーションのクラスの最終試験。
約1分半のあるやりとりを見て、人間関係・力関係・責任・権利・対立などについて学説を基に4つの角度から分析する。
試験は自宅で解答する“お持ち帰り”なので、映像はクラスのサイトからダウンロードして、解答中、何度でも見られるようになっている。
試験問題の説明に続いて、教室で一度映像を見ておくことになった。
この授業で扱う会話はこれまですべて一般人の普段のやりとりだったが、今回のはドラマの一場面のようだ。
私がわかったのは「ドラマだ」ということだけ。
登場人物はMとSという男性2人だが、どっちがMでどっちがSかもわからない。
舞台はどうやら検察みたいなとこっぽいが、それ以上のことは何もわからない。
ま、予備知識がない方が試験にはいいかもしれないけど。
クラスメートたちにとっては、ものすごく見慣れた場面らしかった。
留学生たちも馴染みがあるらしい。
どこの国でもガイジンってテレビ好きが多いんだよね。
後で調べたら日本でもかなりの人気。
日本語版も出ていることがわかった。
ふぅん。
てか、あら?
これってひょっとして父がハマってたシリーズ?
帰国したとき「珍しく夜な夜なドラマを見てるな」と思った記憶があるぞ。
私も日本でもアメリカでもTV観ない人なので、たまーに会話についていけないけれど、そんな会話には興味も持たないので全然支障無しです。。初めの頃に英語の勉強と思って見てた事はありますけどね。
映像は自分のペースで話が進まない(読み物ならペースは自分のもの)ことにイライラさせられます・・・。
>Kiki
そうそう、“英語の勉強”!もともとテレビを買ったのも実習の準備のためでした。
つまり商売道具なんだよね。
そう言えば日本人が英会話を習う動機のひとつに
『字幕なしで映画が観たい』というのがあります(無茶を言うな、と思うけど(笑))。
直接の効果はともかく、生徒さんのモチベーションを上げるために
テレビや映画をもっと活用できるようにならなくちゃ、かもなぁ。
さらに一般の人と会話することが私には重要なので
ますます観るようにした方がいい気がしてきました。