Heterogeneity

いろいろがいてくれないと、どうやら私はダメらしい。

地域を基準に分けられた中学では、頭のいいヤツも悪いヤツも、明るいヤツも暗いヤツも、なんだかゴチャゴチャ混ざっていた。
学校は嫌いだったし、センセイには嫌われていたけど、友達には恵まれていたと思う。

仲の良かった友達を振り返ってみると、ヘンな絵ばっかり描いてるのとか、ジャニーズのおっかけとか、主婦みたいなのとか、体育だけできるやつとか、当時は気づいていなかったがバラバラだ。

髪の色や制服に改造を加えた、ちょっとやんちゃな個性派もいたな。
目立つけどおもしろいヤツで、学校帰りに駐車場で語り合っていたら、後日クラスメートに「止めた方がいいよ」と言われたことがあった。
聞かないことにしたけど。

高校に行ったら、なんだか似たようなのばっかりになった。
市外を含め住んでいるところはバラバラでも、ヘンサチだかナイシンだかで輪切りになっているので、なんというか共通点の多い人が集まりやすいらしい。
「勉強に、運動に、がんばります」みたいな、きちんとした性格の良い高校生がいっぱいいた。

何の迷いもなく大学進学に向かっていくのが大いに疑問だった。
遅刻や早退に無断欠席を繰り返し、試験をやれば赤点だらけだったのは、大勢と一緒に行動したくない気持ちの表れだったのかもしれない。

なぜか2年も3年も担任は熱血系の体育教師で、しょっちゅう職員室に呼ばれていた。
呼び出しを食らっているとは思えない堂々とした態度。
かわいくなかっただろうねぇ。

高2のクラスメートで、いまだに仲良くしているSちゃんは早くから「コイツおもしろい」と言ってつきあってくれていた。
叱られて教室に帰ってくるとニヤニヤしながら、「おかえり~」と迎えてくれた。
他にも私のためにセンセイに言い訳をして助けてくれるような友達が数人いた。
そういうコアな友達しかできなかった。

変わんないなぁ。

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