選挙が近い、ということもあって。
最終的にどっちかを選ぶわけだけど、どうにも選びようがなかったら、『馴染み』とか『タイプ』とか、「えぇ?結局そこ?」っていう基準になっちゃってもしょうがないと思う。
たまに『どちらが正しいか』で選ぼうとする人がいるけど、どっちも正しいっちゃあ正しいんだから。
Different versions of truths。
この複数形-s大事。テストに出すよ。
対立する意見を不完全に理解して選ぶんだから、せいぜい『部分的に反対だけど総合で好きな方』に投票するんでしょうよ。
パキッと決心しちゃう方が不自然。
一神教に違和感を覚えることが多い日本人は、むしろこれが得意だと思うんだよな。
「そうは言ってもこれ以外もアリ」という概念をベースにしておけば、ルールはあくまでも便宜上のものと割り切れて、比較的すんなり従えるのではないかと思う。
この国では構造が逆だから、それはそれは大変なことだ。
マルかバツかが予め決まっていて、マルに合わせてルールを作らなければならない。
「あっちもマルだけどこっちもマルだよ」では、混乱するばかりでちっともまとまらない。
どっちもアリだっていうことは、現代人ならなんとなく感じているはずだけど、そういう事情があるからなかなか認めにくいんだろうなぁ。
で、通称“多民族国家”のくせに、意外と頭のカタイことになってしまう。
ついでに選ばれた方まで、「全面的に完全に全員に支持された」と勘違いしちゃったりする。
ところで複数形-sはshの後では-esとなるので、いろんな英語は Englishes。これもテストに出すよ。