K教授との“対戦”。
対戦内容は毎回論文を2つ与えられ、それぞれについてレポートをまとめる。
当日はレポートに対しK教授がChallengeするので、それに応戦する。
これを今学期は5試合やる。
対戦の数日前までにレポートを送っておくのだが、今回は優先順位をちょっと操作してスケジュールに無理が生じたのと、読み物が思ったより難しかったため、噛み砕くのに時間がかかってしまい、提出が遅れた。
ガンコ一徹、というかヘンクツで有名なK教授。
アメリカ広しと言えど、講義の途中でトイレにも行かせない、飲食禁止、問答無用という教授はそう多くない。
特に待たされるのは大嫌い。
「そんなに?」ってぐらい怒鳴っているのを何度も目撃している。
私がミーティング・仕事・課題などで遅れたのは今回が初めて。
メールにも謝罪を添えたけど反応ナシ。
これはオフィスでド叱られるんだなと覚悟していた。
開口一番、「痩せたな。ちゃんと食べてるのか?」
へ?
「”How are you?”には意味がない」と言って、うっかり聞くとムッとするような人が?
驚きを隠し、「ええ、学期中はずっとおなかが空いているので、一日5食ぐらい食べているんですけど」と答える。
その後の対戦中も、ジョークを言ったりして超ゴキゲン。
なんだなんだなんだ?
ていうか今学期に入ってから、どういうわけかずっとゴキゲンが続いている。
メールでも今まではちょっとでも親しみを出すと「無礼だ」と言って書き直させるぐらいだったのに
最近は”Hi”なんて書いてくる。
先日のある発表では、スライド中のK教授の名前のスペルが間違っていて、私たちPhD学生(日本でいうゼミ生)はヒヤヒヤしていたが、何の注意もなく過ぎていった。
以前だったら発表を止めてまず訂正させていたのに。
帰りがけにも「ちゃんと食べなさい」と言われた。
“5食も食べてる”は受け入れてもらえなかったようだ。
聞く耳持たないところには面影が残るが、それにしても目覚ましい変化だ。
人は変われば変わるもの…なのかなぁ。
まだ油断はできないけど。
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そう、間違いなく良いことなんですけど、あんまり急に変わると戸惑いますよね。
今年の新入生は私たちとはずいぶん違う印象を持っていると思われます。