流派

DeductiveとInductiveについて。

ものすごく大雑把にいうと、Deductiveとは①結論→②プロセス。
Inductiveは①プロセス→②結論。

日本語ではエンエキとかキノウとかいって、とても難しくて意味がさっぱりわからない。
deduce(推測する)・induce(もたらす)は一般的にも使われる言葉なのに。

たとえば子どもの成績を上げたいとする。
Aの教授法よりBの教授法の方が効果がありそうなので、クラスを2つに分けて試したら、Aを受けた生徒のテスト平均が30点上がった。
やっぱりAの方がBより効果的だ。
これ、Deductive(演繹法)。

成績の良い生徒とその親を対象にアンケートやインタビューを行ったところ、家庭で親がまめに声をかけていることがわかった。
子どもをやる気にする鍵は親のケアだ。
ってなかんじだとInductive(帰納法)。
ま、実際はそんな単純な話でもないけど。

どちらの手法にも一長一短がある。
そもそも設定にツッコミどころがいっぱいあって、そのうえデータ分析や解釈のしかたは研究者の数だけ存在する。
要するに完全無欠の研究というのはありえない。

人間がやることなんてそんなもんだ。

ところでこれ、人の生き方にも適用できると思う。
夢とか目標を持って達成しながら進んでいく人はDeductive。
何が起きるかわからない、出たとこ勝負で行く人はInductive。

どっちにしたって一長一短。
完璧には程遠い。
人間なんてそんなもんだ。

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