ジャイアン

「私って性格悪いなぁ」と思うこと。

自分より弱い立場の人がいると、本領を発揮できる。
元気になれる。

のび太といることで初めて自分の位置を確認できるジャイアンみたいなものだろうか。

たとえば今日のコミュニケーションの授業。
クラスメートのほとんどが新入生で、授業に参加する、ということに対してまだ慣れていない。
そわそわ感が漂っている。
課題をどう読んでどう消化して、どうディスカッションにつなげたらいいかわからないのだ。

P教授はとてもいい人だけど、天才肌なせいか初心者にあまり優しくない。
なんとかかんとか発言をまとめても、的外れなら容赦なくばっさり切り捨てる。

私は専門外とはいえコミュニケーションは3つめ。
P教授とは先学期から交流がある。
他のクラスメートがこの雰囲気に飲まれ気味なのが手に取るようにわかる。

学生がタジタジするほど攻めこむのは、P教授が興味を持っているという良いサイン。
質問を受けて教室がシーンとなるのは、P教授の質問の仕方が抽象的で答えにくいから。
コミュニケーションの用語も、最初はわからなくて当たり前。
でもクラスメートたちは自分の能力が足りないのかと思って凹む。

そういう状況下だと私は強い。
頭がちゃんと回転しているのがわかるし、周囲をケアする余裕もある。
先輩風を吹かせるというのだろうか。

一方、教育のクラスに行くと、いちばん後ろから追いかけているというか、落っこちないように必死でぶら下がっているというか、Intimidating というか Overwhelming というか、とにかく追い詰められている感じがする。
すると脳の全機能が停止してしまうので、アイディアも表現も英語もひどい。

そう考えると「教えるのが好き」なんてのも、実はお山の大将になりたいだけじゃないのか。
感じ悪ーい。

ちなみに私は事と次第によっては”かあちゃん”や“先生”にも平気で楯突くので、ジャイアンよりも性質が悪い。

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