アスリートに会うことがあったら聞いてみたいこと。
大差でリードを許し、試合終了まで残りわずかとなっても、攻撃の姿勢を崩さず「1本、1本」と集中を高めるが、それは本当のところ最後の最後まで“負けない”と信じているからなのか。
“勝ち負け”とは別のものを達成しようとしているのか。
もしそうだとしたら、いつどこで目標を変えるのか。
試合中コーチや監督のかける言葉は、繰り返し耳にタコができるほど聞いた内容なのか。
まったくの初耳か。
他愛もない雑談か。
切羽詰った状態から自力で脱出して視野を広げることは、一流選手でもそんなに難しいのか。
怪物と並んだとき、“自分も怪物のひとりなんだ”という自覚はあるか。
悔しいとかプレッシャーとかってどんなものか。
応援が力になるってどういうことか。
勝つって何?
クラスメートが銅メダリストになったことがあったけど、その頃は私の方がまだ若かったせいで、質問を持ち合わせていなかった。
もったいないことをした。
私にはまったく理解できない感覚なのかもしれないけど、ひょっとしたら表現方法が違うだけかもしれないとも思うんだよね。