すんごいお金持ちと知り合う機会があった。
大小いろんなモノをたくさん持っていて、休暇にはかの有名な英国のサッカー選手夫妻や皇族がお泊りになるような世界の超一流ホテルを利用して、庶民なら車が買えちゃう値段のおみやげをひょいとお求めになるという。
お金持ちの家に生まれ、お金持ちに嫁ぎ、お金を増やす家族と暮らしている。
ルイトモ・金銭編というかんじ。
そういえばこの間行った高級レストランでは、まず通された待合室に絢爛豪華な調度品が並び、続いて個室にシェフとお肉の塊が登場した。
艶やかな錦鯉がうじゃうじゃ泳ぐ日本庭園を眺めながら優雅にごちそうをいただく。
バブリー世代じゃない私には、、お料理も雰囲気ももう少し控えめがちょうどいい。
お金はあるところにはあるし、さらにあるところに集まる。
対照的なのは昨今の節約・節約なカッサカサの風潮。
健気なように見えて、実はかえって欲むきだしな気がするから、どうにもゲンナリ。
カネは天下の回りもの。
一時的に滞留することはあっても結局はみんなのもの。
我が物顔で雑に扱うのもよくないけど、うっ血させるのもダメじゃないかなぁ。
ところで私はお金にあまり縁がない。
値段はすぐ忘れちゃうし、宝くじにも興味がない。
物欲が薄いせいもあるけど、仮にお金がざくざくあっても、おそらく私にとっての“必要な分”は現状とさほど変わらないだろうと思う。
“成功=マネー”の国と相性がよくない理由のひとつ。