合格点

たとえば100点満点で、80点以上で合格するとして。

80点と100点に違いはある?
100点以上を目指す意味はある?
79点以下で満足することはある?
価値ある0点、はあり得る?

その答えによっては、点数制そのものが疑問になる。
理想vs現実、長期vs短期、表面vs本質、絶対評価と相対評価など、いろんな言い方があるけど、要は好みの問題なのかもしれない。

究極を求める職人気質は気高いし美しいけれど、心や体を壊すおそれがある。
自己満足はほどほどに。

ところで世の中には、“79点以下を取らないようにがんばる”タイプがいるらしい。
私はこれを“合格目指してがんばる”とは区別して考えている。
たとえば実力が77点だったときに、3点というゲタを履かせることについてどう捉えるかが違うからだ。

“目を背けずに自分と向き合う訓練をする”、“人を思いやる気持ちを持つ”、“クオリティを上げる”、“競争に勝ち続ける”など、目標はそれぞれで構わない。

合格点を設定することは有効か否か。
合格する必要があるか否か。
何を合格とみなすか。

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