素晴らしくいいお天気。
ブラインド越しではもったいない。
しかも数日後にはまた15℃ほど下がって、雨も降るらしい。
なんかしなきゃ。
お散歩もいいけど、ペーパーに向けて山と積まれた読みが気になる。
というわけで庭のベンチに本を連れて行くことにした。
どうして今まで思いつかなかったんだろう。
向かいのおじいさんが座っているところや、カップルが日向ぼっこしているのを何度も見ていたというのに。
すっぴんで部屋着で、徒歩0分で公園を楽しめる。
ぜいたくだよなぁ。
部屋にいても鳥の鳴き声はじゅうぶん聞こえるが、外に出るといろんな高さから立体的に聞こえてくる。
背中に日を浴びて本を開く。
そよ風に乗って芝のにおいがする。
飛行機の音。
遠くでお茶会を始めたおばちゃんたちの話し声。
ジョギングする人たちの足音。
読みに疲れたら青い空を見上げる。
黄緑色の葉の間を上っていくリスを観察する。
この木も花も鳥も虫も雲も、みんな名前があるんだろうけど、知らなくていいや。