スタートから2週はスイスイだったが、今週はとうとうつかまった。
教案の承認とフィードバック。
実習直近の金曜9pmが締切。
元TAのSにも、「最初の週は経験者が当たるから教案も上手でラクだけど、だんだんしんどくなるわよ」と脅されていた。
まず金曜9pmの時点でVの2件が未着。
Tの2件が未完成。
とりあえず他の完成品から片づけ、VとTにコンタクトを取る。
教案の提出遅れは単位の取得に大きく影響する。
未着分は送信エラーが原因で、本人は送ったつもりでいたらしい。
Vの言い分を信じ、今回は減点を免除。
日曜の早朝に受信するやさっそくチェック開始。
んんんー。
これが噂の“まずい教案”かぁ。
どこから手をつけてよいのやら。
最大の問題点はVが生徒のレベルを把握していないことだ。
語彙も文法もアクティビティも、初級クラスには高度すぎる。
彼女、4回も見学してるのになぁ。
レベル適正だけに絞って後は目をつぶるとしても、かなり広範囲の修正が必要。
コメントを入れるのにも時間がかかり、今日の勉強予定が大幅に狂ってしまった。
いま思えば土曜日の明け方の時点で全部見終わっていた先週までの方が奇跡だったのかも。
未着があったのでSが心配して電話をくれた。
Vの教案を一緒に見てもらい、ふたりでうなりながら対策を講じる。
Vに再提出の連絡をする。
午後に修正版が届いたが、まだ承認に至らない。
仕方がないので最終手段として、具体例を提示して再々提出を求める。
夜になって再々提出のひとつめが到着。
んんーまぁよしとするか。
Vが「素人で知識も経験もないから、全部やり直しって言われるのも覚悟してる」と謙虚なのが救いだ。
残る1件は明日までに出してもらう。
一方、未完成だったTの教案も、約束どおり日曜夜に届いた。
んんんんんー。
遅れた分、実習までの時間が少ないというのに、これまた大規模な見直しが必要。
教案をゼロから練るとか、丸ごと直して与えるだけなら、何も難しいことはない。
もっと言えば自分が教える方が簡単だ。
元のアイディアを生かして、私のカラーは極力抑えて、でも学級崩壊にならないように。
将来ある院生のはじめの一歩が、大成功は望めなくても悪夢にならないように。
教案に書き込んだコメントを読み直し書き直し、心を鬼にして再提出を言い渡す。
私の予定はさらに変更を余儀なくされる。
先週までの私の指導教員と同じことを・・
お疲れ様です。
そういう気持ちで再提出を私に言ってくれたのだろうと身にしみました。
しかし・・今のあなたの立場がいまいち私は分かってない。
研究生??
>sayuri
はは。でも実習生ががんばって準備しているところや
楽しく授業をしているのを見るのはうれしいもんだよ。
えーと。今の立場はですねぇ。
うちの大学院の英語教育修士課程には2学期(1年間)の教育実習があって
それの運営を任されています。
院生は留学生8人を含む19人。生徒さんは地域の18歳以上の外国人。
実習は初中上級の3レベル・一日2クラス・週3回。
コース開講までは院生のミーティングや生徒募集・会計など、
今は教案と実習の指導が主な仕事です。
…伝わった?
<追記
VもTも本番に強いタイプで、ひとまず結果オーライの実習でした。
よかった、よかった。
せっかくコメント返信してくれてたのに、私、見てなかったよ!ごめんよ!
送らばせながら、すごいねぇ。毎度ながらどうやってそこへたどりつくの?実力以外でなんかないといけないよね??知人とか紹介とか。
面白そうな仕事。面倒見が実はいいemiちゃんに向いてそうな。またマメにチェックするね。言葉選びとか、かなり好きです。
>さゆり
いつもありがとう。
そう、この仕事をするのに私の実力は全然問われてないのよ。
ここにたどりつくのもそんなに大変じゃありません。
うちのプログラムの博士課程に入って必要書類を出して
K教授のOKをもらうだけ。笑。
えーそういう意味じゃないよー実力があっても情報とか紹介とかないとなかなかそういう仕事にはたどりつかないだろうなって思ったの。行動力ももちろんだけど。まずは博士課程かぁ。頭がクラクラするような話☆
>sayuri
イヤイヤ、本当に実力も何も関係ないのよ。運だけ。
このあたり、別の記事でもブツブツ言ってますが、
学校をよくする気があったらもっと“人”を見なきゃいけないのに、と思うよ。
運は一番大事なんじゃないだろうか??
ほんと、人をもっとよく見てほしい!そのとーり☆