潜入取材

このところ立て続けに英会話学校に行っている。

そもそものきっかけは、大学時代の友人Iの質問。
「自分にあった英会話習得法を教えてくれ」と言ってきた。

そんな難問に答えられるなら、アメリカくんだりまでわざわざ辛い勉強をしに行かなくても済むんだろうね。

で、正解かどうかはともかく、即答してくれそうな人はどこにいるかと考えたら、英会話学校の受付だった。

大手の看板を掲げているところを数ヶ所回った。
Kさんの協力も得て、“まったくの初心者”、“中上級者”、“上級者”の3パターンで体験レッスンなどに参加。

まず、意外なことに嘘はなかった。
落ち着いて聞いていると、営業テクがちりばめられているのがわかるが、普通はその構造に気づかない。
押したり引いたりされているうちに、魔法にかかったような気分になってしまう。

大疑問である「私の英語は上達しますか?」。
各校とも答えは”YES”。
その方法はまとめて言えば、“英語に触れる時間を増やす”というような回答だった。
これも嘘ではないだろう。

でも、どこの英会話学校にも、何年もまじめに通い続けているのに、あいかわらずしゃべれない生徒さんがいるはず。
そういう“お客”相手に「もっともっと」と商売をすることと、生徒さんの上達は両立していると言い切れるだろうか。

仮にペラペラになるのに100時間必要だとして、その100時間を睡眠時間を除いた1週間で吸収するのと、100週かけて消化するのとでは、初速度が全然違う。
滑走路をだらだら走っていたって、いつまでたっても飛び立つことはないのだ。

教育のプロとビジネスのプロが同じテーブルで議論できないのは仕方がない。
でもビジネスならビジネスと公表して、中途半端な学術用語なんて使わないで、正々堂々と戦ってほしい。

いくつか見学させてもらった中で、いい“会社”だなと思ったところもあった。
社長の話も共感できた。
が、残念ながら教育をやっているところは見つからなかった。

スパイ行為のお詫びとして、友人Iにはいい会社が経営している“学校”を推薦しておいた。

「潜入取材」への2件のフィードバック

  1. なーるほどー。
    生徒じゃなくて、顧客かー。
    それなら納得!

  2. >iho
    マジメに教育なんてやってちゃ儲からないんでしょうしねぇ。
    賢い消費者になりましょう☆

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