プロフェッショナル

また音声学のB教授のこと。

いよいよ学期末になり、どの授業も仕上げの時期に入っている。

今学期、この音声学を取るにあたり、選択肢は他にたくさんあった。
あまり深く考えずに選んだのだが、このコースを取って本当によかったと思う。

まず、言語学と言語教育の違いがよくわかった。
言葉を教える場合、特に授業準備の段階で基礎知識レベルの言語学は必要だが、コミュニケーションの道具を与える類の教室では深入りしない方がよいと思う。

私は言語学が好きだということもわかった。
Syntaxもそうだがパズルを解く要領で、意外と理系な脳の使い方をする。
音声学ではさらにそれを痛感した。

そして何より、最高の“音声オタク”に出会えた。
B教授の音声学への愛情はすばらしい。
心の底から音声学を楽しんでいて、さまざまな言語の音声学的beautyに惚れこんでいるのがひしひしと伝わってくる。

教える立場という点でも、綿密に計画されたコースの流れ・授業展開、説明のうまさ、質問への的確な回答、メールなど教室外の対応の速さ…
どれをとってもプロフェッショナルの一言に尽きる。
それを週2回ナマで見せてもらい、ものすごく勉強になった。
期末試験が終わったらぜひお礼を言いたい。

と、ワタシ的にはベタ褒めなのだけど、残念ながらクラス全体のモチベーションには結びついていない様子。
終盤になりパズルの難易度がぐっと上がったので、居眠り・ケータイ・音楽を聴くなど、試合放棄している学部生が目立つ。

今日の教室はずいぶんがらーんとしていた。
学期の最初は席を見つけるのも大変だったのに。

B教授はあいかわらず熱心に丁寧に手ほどきをする。
こんなに頑張っているのになぁって、ちょっとせつなくなってしまう。

「プロフェッショナル」への2件のフィードバック

  1. へえ~、そんなにすばらしい先生がいるのか。かなり惚れ込んでいる様子。今度ちょこっと聴講させてもらおうかな。

  2. >ももこさん
    “聴講”じゃなくて来春“履修”でもいいですよ?(笑)

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