両極端の間の広々とした空間を、優雅にぷかぷかすること。
第二言語習得に、Interlanguage(中間言語)という考えがある。
学習者は目標言語に向かって日々変化しながら前進・後退を続ける、という説。
ネイティブがゴールで待ち構えているという点が賛成できないのだけど、この中途半端な位置づけはしっくり来る。
考えてみたら、この世のほとんどのことは中間にある。
不安定でぼんやりして掴みどころがない。
前にも書いた“完全なもの”につながるけれど、あらゆる色と濃さが存在して、真っ黒と真っ白だけが欠けているイメージ。
100%っていうのは単純で便利そうなので、特に若いうちは求めたくなるかもしれない。
tempting(和訳不明)だね。
でもなぁ。
ないと思うよ?
“無の証明”は難しすぎるけど、ないと思う人がいるっていうことだけでも伝えると何かが変わるかなぁ。
たとえば肩の力が抜けるとか、そんなことでも。