Language Acquisition(言語習得)の課題のこと。
子どもの発話の音声学的な特徴や発達過程は体験的に知っていることが多く、カラクリがわかると「な~るほどぉ」の連続。
このクラスの担当であるW教授は、学期の始まる直前に雪で足を骨折。
そのため先月まで代講の先生が来ていた。
去年W教授の授業をとった友達によると、「講義が退屈で眠くなる」という人もいれば、「知識が豊富ですごく勉強になる」という人も。
極端に分かれている。
お会いするのを楽しみにしていた。
教育と比べReading Dept.は教授陣の平均年齢が高そうだけど、中でも大ベテランのW教授。
ソフトな声質とゆっくりした話し方が、今日のような寝不足の日には厳しい。
が、講義の内容は奥が深く、例証もジョークも切れがあっておもしろい。
くるくる変わる表情と激しく動く両手が、普段は相当アクティブな方だというのを示している。
車椅子での生活や座ったままの講義にストレスを感じていらっしゃる様子。
ともあれ無事に復帰してくださったので、気になっていたField Studyのテーマについてようやく具体的に聞くことができた。
日英バイリンガルの子どもの言語習得について観察をしたいと言ったら興味を示してくださった。
現段階では細かく絞込む必要はなく、ま、観察次第で出たとこ勝負みたいな部分もある。
というわけでSさんのお宅に伺うアポを取った。
【つづく】