「ハイどーもー」
「いやぁ最近は女性の社会進出がめざましいね」
「大学なんか出てんの当たり前でしょ」
「まぁね、珍しくなくなったね」
「会社入ったってお茶汲みなんかしないんだから」
「そう、業務に含まれてないってね」
「んな堅いこと言うなってっつって肩なんかたたいちゃうと」
「あぁそりゃまずいね」
「豚バラだーっつってね」
「セクハラだろ?」
「ところが偉い人が“産む機械”なんて言っちゃったね」
「問題発言ね」
「ちゃんと“装置”とも言ったんだけどね」
「そっちもダメだよ」
「電気で動いてんじゃないんだから“道具”ぐらいにしときゃよかった」
「イヤだからね。そういう考えがよくないっていうことなの」
「産めるかどうかも試してないのがいっぱいいるのにね」
「やめなさいって」
「ポンコツだったらどうしてくれるんだって話でしょ」
「そういうこと言わないの。産まないのも女性の権利・選択ですから」
「フェミニズムですか」
「そう。怒られちゃうよ」
「ジャムパンだーっつってね」
「セクハラだっつーの」
「しかし正直なところ、女の人は頭よくなんない方がいいよね」
「またわけのわからないことを」
「イヤ結局さ、男より女の方が賢いわけだから」
「まぁ女性の方が知恵があったりね。イザって時には頼りになったりね」
「男なんて“強い強い”って暗示にかけとかないとどうにもなんないんだから」
「それは言えるかもね」
「もともと強いもんが頭までよくなっちゃったらロクなことになんない」
「また言い過ぎてんじゃないの?」
「頭いい女が多いからバカなフリした方がモテんじゃないかとか思って」
「よしなさいよ」
「“ゆみバカだからわかんな~い”かなんか言っちゃって」
「よくそんな声が出るね」
「頭ん中で計算ぱちぱちぱちって弾けちゃってますから」
「そんな人ばっかりじゃないですよ」
「それもデジタルだから早いのなんの」
「まぁ世代的にそろばんじゃぁないわな」
「この男はアリかナシかって瞬時に結果が出ちゃうんだ」
「アリかナシ?」
「これが本当の“有無機械”」
「どうもーありがとうございましたー」
座布団2枚!
>acha
ありがとうございます。
…漫才は立ちですけどね。