今学期も5クラス取っている。
それも他所の科の授業が多い。
春学期に入学しているため、初めからやや変則的な取り方をしているが、今学期は本当に孤独。
標準の科目リストにない授業を選んで登録したので仕方がない。
アメリカで教える予定のない留学生が、アメリカの教育現場用の授業を取らされて、「これ母国で役に立たないなぁ」なんて言っている。
もちろん勉強して無駄になることなんてないけど、お金も時間も労力もかけるんだから、取りたいものを取ったほうがいい。
というわけでダメモトで希望を出したら、驚くほどすんなり通った。
そういうところ、アメリカの大学は柔軟。
その結果、TESOLからの学生は私ひとり、ガイジンもほぼいない、という状況になる。
たとえば”Language Acquisition(言語習得)”。
TESOLでは、”Second Language Acquisition(第二言語習得)”はやるのに、第一言語、つまり母国語の習得をやらない。
でも知っておいた方がよさそうじゃない?
このクラスはReading専攻の必修で、幼稚園や小学校の先生が多い。
お母さん学生も何人かいる。
変り種は数学専攻の学生で、“数学的能力と言語能力の習得の類似性”を研究しているとか。
難しそうだ。
教科書のひとつ、”How Babies Talk“。
おなかにいる時にどんな音が聞こえるか、生まれてからどんな風に言葉を浴びて、いつ、どうして、どうやって話し始めるか。
読むのが大キライな私だけど、この本はおもしろくて、約100ページ一気に読んでしまった。(といってもReadingのクラスではこれが1週分の課題)
「ママを使ってあのスポンジをゲットする」とか、「この物体の名前を大人に言わせる」とか、出てくるエピソードがどれもかわいい。
教室で見たビデオは幼稚園児が絵本を読んでいるところで、その読み方も表情も、パパに直されてもまた間違えちゃうところも、めちゃめちゃかわいかった。
読む量が多いしField Studyやペーパーがあって大変そうなクラスだけど、ちびっこ割引で特別に許す。
ここでの生活はコドモに飢えていたけど、授業で絡むという手があったのだ。
面白そうな本ですね。昔日本で、アメリカ人の子供はどうやって英語を学ぶか、同様の韓国人の子は 読んだ事ありますが、興味深かったです。
(内容はほぼすでに記憶の彼方とはいえ。。)
>Kiki
この手の話題ってもれなく「白人」「中流」で「英語しか必要としない」家庭が対象だから
アメリカ社会では批判されがちなんだけど
ワタシ的にはそっくりそのまま日本に持ち帰れそうなので偏ってた方が便利なんだよね。
大好物のコドモはみてるだけでも癒されるでしょー。
授業はたいへんそうだけど、ココロがほっとすることを
願ってるよ!
>iho
さすが元同業者!本当にそうだよねー。
コドモ見せておけばだいたいゴキゲンです。