大物はこれが最後。
ゴールは目前!
他の課題が押し押しで、結局ディベートの準備は当日になってしまった。
テーマは“バイリンガル教育の是非”。
推進派6・保守派6・審判4。
クジ引きで決まった私の役割は、“推進派・教師”。
先週の打ち合わせでだいたいの構想を決めた。
“1議題につき2分間X両派+1分間の反論”という制限時間をオーバーしてはいけないし、しゃべり方も大きな要素。
説得力はあるか、アイコンタクトはあるか、興奮しないように、明瞭に…。
チーム力も問われる。
模擬とはいえ緊張感が漂って、いつものクラスメートに見えない。
普段はかわいいLが、今日は憎ったらしい“保守派・言語学者”だったり、どう見ても若いIが、今日は経験豊かな“推進派・学校経営者”だったり。
“役”だとわかっているはずなのに、だんだん白熱してきた。
Dなどは本当は超推進派で、思うように動かない州の教育制度にもの申すような人なのに、今日は“保守派・地方議員”役。
“推進派・教師”の私に強い語調で反論してきた。
力が入りすぎて、審判役のMに「声を荒らげないでください」と注意されていた。
1時間半ほどの討論(仮)が終わり、どっと疲れた。
審判の総評と判定を聞き、握手で締め。
そして軽食とご歓談。
これで今学期の授業はすべて終了。
あとは細かい課題をぱらぱら片づけるだけ。