バイリンガル教育のクラスで提出したリサーチペーパーのこと。
タイトルは、「日本の言語教育:日本の外国語教育における矛盾」。
まずは軽く歴史を紹介。
古来からの中国との国交、ポルトガルとの貿易や、鎖国中のオランダとの交流、戦前のドイツの影響など、諸外国語とのかかわりにざっと触れ、第二次世界大戦を挟んで英語教育に入る。
第1部 『バイリンガル(二ヶ国語話者)に対するイメージの矛盾』
「英語がしゃべれたらいいなぁ」「ハーフだったらよかったのになぁ」という憧れと、“ガイジンみたい”な異物意識。
“ウチとソト”。“和”。
当事者たちの疎外感・孤独感。
英語ができる優越感。
インターナショナルスクールの機能と、受験英語。
中国語・韓国語など、アジア語とのバイリンガルに対しては、差別さえ生んでしまう現実。
アイヌ語や琉球語の危機にもつながる。
第2部 『言語政策における矛盾』
“国際化・グローバリズム”を謳い、英語教育を強化し、JETプログラムなどに多額の予算を割いている一方で、外国語教育の本来の目的である異文化コミュニケーションにはあえて踏み込まない文科省。
英語をあくまでも経済上の道具に止めている理由は、国語教育に垣間見えるようなナショナリズムにあるのではないか。
第3部 『学習者たちの矛盾』
ネイティブのように話せなければと、発音や文法にこだわりすぎる完璧主義。
間違いを恐れるあまり発話が減り、“理解できるがしゃべれない”学習者を増やす。
英会話学校などに日々大金を注ぎ込みながら、“しゃべれるようになるまでしゃべらない”という悪循環にはまっていく。
欧米人との対話を常に目標に置いているが、ビジネスで実際に英語を遣うのはアジア諸国との外交が圧倒的。
そして『提案と今後への期待』で結んだ。
参考文献など興味のある方はお知らせください。
うわ!学者っぽくなってきたじゃ~ん!
>acha
とんでもない!!たった1日で書き上げた貧相なペーパーです。