Catskill

H₁とその彼氏に招かれ、アルバニーから南へ1時間ほどの小さな町キャッツキルへ。

“ニューヨーク=マンハッタン”というイメージは、そのインパクトゆえ仕方ないことだが、こうしてちょっと郊外を走ると、マンハッタンこそ例外の単なる点に過ぎないと思える。

アメリカは広い。
ニューヨーク州も広い。

I-87は自分の運転では初めてだが、ケンタッキーでI-75を走るのと何ら変わらない。
一面の緑で目が良くなりそうだ。
Kさんが「こんなに土地があるのになぜマンハッタンみたいな狭いところに暮らすんだろう」と言っていた。

15時ごろキャッツキル到着。
KさんのホストH₁に初めて会う。
聞いていたとおりの華奢な美人。
娘が40代だというからもうかなりのお歳のはずだが、頭の回転が速く常に新しいことに興味を持っている。
それでいてかわいらしい。
「ここはアメリカでは“歴史の町”なんて言われているけど、日本の歴史に比べたら赤ちゃんみたいなもんね」と言って笑った。

キャッツキルは最近再開発が盛んだそうで、H₁の彼氏H₂はアジア諸国を中心に集めた民芸品店をオープンした。
H₁は平日はシティでコンサルタント業、週末は車を飛ばしてキャッツキルに来て彼の店を手伝っている。

Kさんと町を散策。
町のシンボルはRip Van Winkleというおじさん。
私は全然知らなかったがKさんによると、“アメリカ版浦島太郎”だそうだ。

道の真ん中に腰ぐらいまでの高さの台があって、そのうえに木彫りのRVWが立っている。
台に登っていいかどうか聞く人がいなかったので無断で登ってみる。

メインストリートはこれから観光地として発展していくのか、改築しているお店が多い。
作りかけの建物の中を見学させてもらった。

古い建物を買い取って、壁を剥がしたり電気の配線をしたりして、まさに手作り。
「あの入口はもうちょっと広げたい」とか、「ここに断熱材を入れよう」とか。

アメリカでは普通のお父さんでも日曜大工レベルが高いが、こういうところは“開拓者”の血が流れているのかなぁ。

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