「書くの早いね」と言われる。
書き始めるのが遅いからね。
私よりずいぶん前から書き始めたのに、まだ奮闘しているというケースが多い。
が、それは書くスタイルが違うだけ。
偶然を基に編み出された、完全オレ流な書き方だが、効率はよいと思っている。
私にとっていちばんしんどいのは“読む”作業。
これが大変な時間を食う。
なのでたいていの人が書き始める時期に、まだ読んでいる。
図書館でリサーチしたりしている。
たぶん読み方も人と違うんだろう。
この下ごしらえが最重要なので、時間がかかっても耐える。
料理で言うなら皮むきとか骨抜きとか、とにかくここを超えればほぼゴール。
鍋を火にかけてから、スーパーに急いだりしなくていいように。
で、書き始めたら一気に行く。
途中で止まったらきっともう書けない。
昨日の夕方から書き始めて、約12時間、書きっぱなしだった。
小学生の頃からの一夜漬けが、まだ力を発揮しているらしい。
あこがれはあくまでも“コツコツ型”なんだけどなぁ。
というわけで、私のスタイルはかなりストイックだということに気づいた。
なんでもいいや。
締切まで24時間。
ひと寝入りして校正して、送信したら第1学期が幕を閉じる。