Rがリビングにテレビを持ち込んで以来、料理~食事の間などにテレビを見る機会が増えた。
持ち主Rの権限でだいたいMTVのやわらか番組がついている。
素人参加型が多いが、なかでも恋人を探す番組が多い。
“NEXT“は最高5人までの恋人候補と、ひとりずつデートをする。
「無理!」と思った時点で「ネクスト」と叫んで、次の候補と交代。
候補者はデート時間を1分50セントで換算して、賞金を受け取って帰る。
気に入ったら「ネクスト」の代わりに、“2度目のデート”を申し込む。
この場合は候補者がお金かデートを選択する。
“Date My Mom“はタイトルどおり、男子が3人の女子の母親とデートをする。
女子と直接会うことはできない。
カノジョの母になる人と普通にデートできるのは、アメリカ男子のエライところ。
母親は家に帰ったら娘にデートの様子をウキウキ報告。
3人の母親とデートした後で男子は、その印象だけをもとに女子(娘)をひとり選ぶ。
“Room Raiders“は部屋だけを見て
レイダー(侵入者)が3人の中からひとりを選ぶ。
自分の部屋が捜索されるのを、他の2人と一緒に別室でモニタリング。
クローゼットやバスルームの中はもちろん、日記の内容もチェックされる。
その後レイダーの部屋に3人とも集められ、ひとりずつ落とされて残ったひとりとハグ。
“Parental Control“は両親が子どもの恋人を選ぶ。
たとえば娘なら、父チョイス&母チョイスの男子とそれぞれとデートさせ、その様子を両親は娘の彼氏をはさんでモニター。
そして彼氏を含む3人からひとり選ぶ。
今は春休みスペシャルのシーズンなので、どの番組も最後はカップルになってフロリダへ。
(Rはいつも「…ったく、会ったばっかりなのに」と言う。笑。)
お茶の間は「趣味が悪い」とか「当たりを引いたね」とか、勝手なことをがんがん言う。
番組内でもお茶の間でも、親子が自由に恋愛を話し合ったり、ゲイの恋愛がオープンなのはとてもアメリカン。
日本もすぐ倣うんだろうね。
デート番組に限らず、スター誕生的なモデル選びなども多いが、とにかく最終的にはひとりに絞られる。
その時のコメントが実にクリア。
「XXはとてもよかった。楽しかった。最高だった。ただ、XXは耐えられなかった。ありえない。サヨウナラ」。
普段の生活(印象・サービス・品質など)や、教授からのフィードバック(成績・評価)も、NGを出す場合はこのパターンが採用されている。
私は感想がド下手。
具体的な理由づけと瞬発力は大きな課題だ。
やわらか番組も勉強になるであります。