なんだかさっぱりわからないが、バスケが大変なことになっていたらしい。
ウチの学校のチームは”The Great Danes“という。
マスコットのイヌが時々キャンパスを歩いていて、学生やこどもが一緒に写真を撮っているのを見かける。
ここ数日やたらみんながバスケの話をしている。
学内でも“チケットはお早めに”的な宣伝があるし、学長からも「みんなで応援しよう!」というメールが来た。
ハテ?
真相がやっとわかった。
東部カンファレンス(リーグ戦)で優勝し、NCAAのⅠ部トーナメントに出場することが決まったのだ。
そしてこれが創立以来初の大快挙だという。
そら興奮するわな。
ケンタッキー育ち(笑)が災いして、てっきり大きな学校はどこもトーナメントでプレイするものなのかと思っていた。
失礼しました。
で、今日はその初戦。
相手はコネチカット。
UConn(ユーコン)といえば私クラスのバスケ知らずでも、名前ぐらいは聞いたことがある。
第16シードが第1シードに挑む。
“胸を借りる”ってやつ。
レストランで座った席がちょうどテレビの見える位置で、試合も始まったばかりだった。
ウェイターも仕事そっちのけになっている。
試合はフィラデルフィアで行われている。
ツアーを組んで大勢応援に行っているらしい。
キャンパスセンターでも大スクリーンに学生が集まって観戦していると聞いた。
昨日まで全然知らなかったくせに、試合を見ていると力が入ってくる。
「そんなemiは初めて見た」と言われた。
前半は31-30。大健闘。
まぁ、でも後半は力の差を見せつけられ、予定どおり敗退。
入学から2ヶ月、初めて母校愛を感じた日だった。