冬休み最後の金曜日、R(アメリカ人)の企画で、アパートでダンスパーティーを開く。
チラシを作って、Rの仏語オフィスやアパートの入口に貼り、それぞれメールで友達に呼びかけた。
L(アメリカ人)は人見知りで静かなタイプなので、協賛とまでは行かないが了承は得た。
A(韓国人)は協力的だが、「誰も呼ぶ人がいない」と言う。
私はまだ知り合い自体が少ないので、JGSAとクラスメート、あとは他のパーティー等のつながりで声をかけた。
冬休みに入ってすぐブルックリンの実家に帰省していたRは、高校の時からの親友Aを連れて戻ってきた。
おとといR+A+私の3人でモールに行ったら、「パーティーは何を着る?」と聞いてくる。
え、ホームパーティーでしょ?
「でもダンスパーティーだからそれなりに」。
そうなのか~。
しかし季節的に中途半端で品薄なのと、サイズ問題でこれというドレスは見つからず。
一方ドレス選びに悩むRは、夕食の後、ファッションショー。
多数決により真っ赤なワンピースが採用された。
そんなにはりきっているのに普段着では悪いので、“困ったときの民族衣装”で、ゆかたを着ることにした。
さて、着方を覚えていない。
チャットで母に相談したら、「今夜のうちに一度練習しておいたら?」と言う。
ネットで見つけたサイトを3つほど並べて、姿見もない部屋でひとり着つけ教室。
途中、図が解読できず挫折しそうになったり、暑くてのどが渇いて死にそうになったりしながら、どうにかこうにか着られた。
所要時間約1時間(苦笑)。
日付はパーティー当日になってしまった。
お料理は適当な持ち寄りだが、私はカレーを作る約束をしている。
夜中にキッチンにいたらRが「興奮して眠れない」と言って起きてきた。
“即席ダンスフロア”と化したリビングにモップをかけていたが、「私も今夜中にやっとこうかな」と言ってラザニアを作り始めた。
私の担当業務であるCDラジカセやイスは無事調達できたし、ごはんも何人かに頼んで炊いてきてもらう。
Rも選曲や照明の準備は万端。
幼稚園教諭のAは部屋の飾りつけをしてくれた。
成功させようぜ!