バンジージャンプ

酔った勢いでもなんでもいいから、「バンジーやってみようかな」と言ったとする。

自分で申し込んで、費用も払って、プロテクターを身につけて、自分の足でバンジー台に立ったとする。

決して飛びたいわけではないが、飛んでおいた方が後々のためにたぶんよいのだ。

ここに至るまでにも、迷いがなかったわけではない。
いざ飛ぶという段になったら、自分がどう反応するか予想もできないから、あえて考えないようにしてきた。

意外と飛べるものかもしれない。
頭がまっしろになるかもしれない。
その時の状態にまかせよう。

ところが。
これは飛べない、と思ったとする。
やばい。無理そうだ。

飛んだ人はみな「飛んでよかった」と言う。
いや、飛んだらよさそうなことはわかっている。
だから「飛んでみる」と言ったのだし、飛んでみたい気もなかったわけではない。

何でこんなとこに来てしまったのだろう。
飛ばなくても誰も困るわけではない。
でもいま引き返したら後悔しないか?

少し時間をもらったら気持ちが落ち着くかもしれないが、後ろがつまっていてそうはいかないらしい。

目をつぶって息を止めて、片足を踏み出すたびに周囲が囃したてる。
半歩下がってためいきを吐く。

バンジーなんていったい誰が発明したんだ。
なんでよりによって私なんだ。
そりゃ、言い出したのは私だけれど。
どうしてこんなことになってしまったのか。

「バンジージャンプ」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、お邪魔します。バンジーやったんですか?ちなみに僕はスカイダイビングやったことありますよ!あの時は怖いもん知らずでしたが。どっちも似たようなもんですがバンジーのほうが勇気がいると思いますね・・・。

  2. >ふみあき
    誤解を招いてごめんなさい!ジェットコースターもダメな私がバンジーなんてできるはずがありません…。スカイダイビング、うらやましいけど無理だなぁ。

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