Balcony

人生には「エスカレーター」と「バルコニー」があるんだって。

イギリス出身のJと、アメリカ出身のTと、文化や社会、生きることや考え方などについて、久しぶりにゆっくりおしゃべり。

Jが「人生にはエスカレーターの時期と、バルコニーの時期がある」と言った。
エスカレーターに乗っている間は、乗っているだけで自動的に前へ進む。
何もしなくても景色はどんどん変わり、さまざまな出来事が勝手に向こうから飛び込んでくる。
行き先も進行方向も速度も、自分では選べない。
途中で降りることも、来た道を戻ることもない。
迷うこともない。

エスカレーターはやがて降り口に着く。
するとそこにはバルコニーが広がっている。
どの方向へどんな速度で、いつどうやって進むか、あるいは立ち止まるのか、座り込むのか。
すべて自分で選択することになる。
選択したらまた新しいエスカレーターに乗る。

私が「バルコニーはぬかるんでいるんだろうね」と言うと、Jは「そうかもね」と笑った。
そういう画が浮かんだのだ。

私が「今のところ、私の人生にはエスカレーターよりバルコニーの方が多いような気がする」と言うと、Tは「それはラッキーなことよ」と言った。
世の中にはエスカレーターに乗りっぱなしで、考えたり決めたりする機会に恵まれない人の方が多いらしい。
ふむ。

そういえばT先生は、「揺れながら安定」のお話を繰り返しされていたっけ。
「emiの“心柱”はこれ並みだ」と、撮りたてほやほやのスカイツリーの写真を送ってくださった。

どうなのかなぁ。
いまの私には、エスカレーター式ほどいいものはないように思えるけどなぁ。

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