インタビュー

5月から始めた、インタビューのこと。

そもそものきっかけは、「emiの周りにはすごい人がたくさんいそう」とよく言われるようになっていたこと。
うん、本当になぜかすごい人がたくさんいるのだよ。
しかも彼らの多くは、日本ではそうそう見かけない高いレベルで英語を使いこなしている。

で、考えた。
日本にいる日本人の多くは、彼らほど自由に英語を使うことができない。
日本人学習者の多くは、彼らほどの英語が使える日本人に会ったことがない。
このことは、たとえば日本人学習者が「どんな英語を、どれくらい使えるようになりたいか」「自分はどんな英語の使い手になりたいか」「どこをどう頑張りたいか」などを問われたときに、答えられない理由の一つと言えるのではないだろうか。
「身近で英語を使える人といえば、英語の先生か、ガイジン」という環境では、「日本生まれ日本育ちの自分が英語を使いこなす」ということを想像するのが難しいのかもしれない。

また、英語が使える日本人というのが実際にどういう人なのか知らない・想像できないことが、たとえば「浴びるだけで、ある日突然誰でもペラペラ」的なmythへの純粋かつ無防備な信じ込みや、「英語ができる=英語を教えられる、翻訳・通訳できる」という外国人講師や通訳者、翻訳者という職業に対しての誤解につながっているかもしれない。

そして、私の周りの英語ができる日本人のほとんどは、英語を教える職業に就いていない。
彼らが日本人学習者と直接会って英語について話す機会はまったくと言っていいほど、ない。
彼らはなぜ日本人の英語がこうも上達しないのか、自分がいつどうやってそこから脱して「英語のできる日本人」となり今に至っているのか、いまいち理解できていない。

一方には、日本人学習者の環境的な恵まれなさと、それに基づく視野の狭さ、誤解。
もう一方には、英語ができるようになった日本人の持つ、本人の意識していないお宝情報。
私はどうもその真ん中にいるような気がしていた。

それで、そのあたりのギャップを埋めるというか、交互通行を可能にしたいなと思って、英語のできる日本人へのインタビュー企画を思いついた。
で、ゲスト交渉を兼ねて数人に企画を持ち込んだところ、「それ、ポッドキャストにしたらおもしろそう」という話に。

“文字があったら読んじゃう病”の私は、インタビューを文字起こしして届けることしか考えていなかったのだが、言われてみれば、なるほど。
世の中には「読むのはうんざりだけど、音声なら聞ける」という人が結構いる。
私も顔出しには巨大な抵抗があるが、声出しなら平気。
というわけで、ポッドキャスト案はあっさり可決。

とはいえ、私はポッドキャストに馴染みがなく、聞き手としての経験すらほぼゼロ。
テーマの近そうな番組をいくつか拾って聞いたり、ポッドキャスト愛好家に意見を求めたりして、ポッドキャストとはなんぞやというのをなんとなくつかむ。
同時に、作り手としての情報を集め、マイクや録音アプリを用意した。

で、やってみた。
今日までに収録5回、うち3本が公開済み。
おもしろーい。
ライブで話を聞いている間もおもしろいし、録ったものを聞いてもおもしろいし、できたものを聞いても読んでもおもしろい。
いずれケーススタディとして真面目にまとめてもいいかもな。
もはや英語だけの話じゃなくなってるしね。

プロセスとしては、編集がちょっと大変。
長く続けるかどうかは、この編集の負担をいかに軽減できるかにかかってきそう。
それ以外は特に問題なし。
ゲストが毎回「楽しかった」「よい経験になった」と言ってくださるのもうれしい。
オフレコ部分の会話もかなり濃厚。ふふふ。

読者・リスナーからの反応も上々。
特にブログのアクセスがものすごい。
これは検索で飛んでくる人がいるせいもあるけど、やっぱり文字で読みたい人が多いってことなんでしょうかね。

そうこうするうちに、iTunesでの配信も始まっていた。
今後は「聞く」から入ってきてくれる人が増えるかな。

そういうわけで、ここでも宣伝。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。

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あの人の英語の、ホントのところ:KEC meets Japanese speakers of English around the globe.
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