査定

久しぶりに会った友人に、査定をしてもらう。

色とりどりの私の知り合いたちの中でもひときわ異彩を放つ友人。
このまえ会ったのは、彼女が修行に出る直前。
世俗から隔絶された生活を終え、遠い空の下、新しい道を歩みはじめたと連絡をくれたのは半年前。

その友人が、はるばる訪ねてきた。
てっきり何かのついでに寄ったのかと思ったら、違った。
思うところあって、また新たな旅に出るその前に、わざわざ挨拶しに来てくれたのだと言う。
あらまぁ、それはそれは。

いろんな話をした。
修行中のあるとき、私のことを思い出したそうだ。
「修行が進んで、最終段階になったとき、『あ、これemiさんが言ってたことだ』と思った」とか。
いやいや、ただの偶然でしょ。

さんざんしゃべってから、前日にふと「聞いてみよ」と思ったことを聞いてみた。
「5年前とくらべて、私、どう?」

友人は「最初っからずっと、『あいかわらずだなぁ』と思ってましたよ」と笑った。
「見た目も中身も、ぜんぜん変わらない」。

そうなの?
この5年の間に、これでもそれなりにいろいろあったのよ?

それにさぁ、知らず知らずのうちに変わっちゃうってこと、あるじゃん?
焼きがまわるとか、過去の栄光にすがるとか、努力を怠るとか、落ちぶれるとか。
で、恐ろしいことに、変わり果てた姿が、本人にだけ見えてないの。
そういう片鱗、ない?
遠慮しないで、率直に言って?

「だって、そういうことじゃないですよね?」。

うーん。
ま、そっか。

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