カモ

うちの庭先の湖にて。

夕方、湖に用事があった。
玄関から徒歩3分ぐらいなのでいつもは歩いていくのだが、その日は次の予定があったので珍しく車で行った。
寒く、小雪が舞う直前で、午後3時台のわりには暗くて、ひとけがなかった。
駐車場に車を停めると、なにやらカモがたくさんいるのに気づいた。

置物でよく見る、マガモ。
オスは頭が緑でくちばしが黄色。メスは茶色のまだら。
彼らはいつ行ってもこの湖にだいたいいるし、たまには道路を渡って庭にも入ってくるぐらいなので、いること自体はどこもおかしくない。
ただ、数がおかしい。
いつもなら10羽ぐらいの家族が1つか2つ。
その日は、もう、それはもう、ものすごい数のカモたちがいた。
しかも、ちょうど私の車のフロントガラスの枠に収まるぐらいのエリアに集まってきていて、局地的にカモ口密度がえらいことになって、湖の水面がもこもこしている。
数え切れなくて途中でやめたけど、たぶん200羽ぐらい。

普段使っているスーパーでは時々カモメまつりに遭遇するけど(参照)、今日はカモまつりなのかしら。
カモメにしろ、カモにしろ、駐車場とかガレージ前とか、いつもどおりの私の道にそっちが急に侵入してきたくせに、「ア゛ーッ」とか言って威嚇してくるから怖いのだ。

私が車を降りて、湖の周りの遊歩道/ジョギングコースに入ろうとすると、カモたちが続々と陸に上がってきた。
水かきのついた短い足を必死に動かして、平べったい口を一文字に結び、丸っこい体をもこもこさせながら、どんどんこっちに来る。
藻をぶら下げてるのもいるし、「ア゛ーッ」とか言うし、なにしろ全員が真顔で必死すぎて、とにかく怖い。
怖いのに、ついてくる。
方向を変えても、ついてくる。
「ア゛ーッ」じゃないよ。
そうこうする間にも、カモたちはさらに上陸してきて、さっきまで水面の一部にあったカモ口過密エリアが私の目の前に広がってくる。
なんなの、キミたちは。

しょうがないから立ち止まってみると、なんとなくワラワラしてから、自分たちで方向を決めて動き始めた。
世話が焼ける。

うちの庭および周辺の動物のみなさん。
何度かお願いしていますが、なるべく私に近寄ってこないでください。
いちおうこちらは人間なので、みなさんより体もずいぶん大きいわけですし、むしろ怖がって逃げてもらえると助かります。

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