Selfie

パリのS大学との共同シンポジウムにて。


S大学のR教授とうちの師匠の共同企画で2012年から始まったシンポジウム。
去年は私たちがパリへ招かれたので、今年はS大のみなさんをアメリカへお招きする番。

ってか、あの旅からもう1年経つのね。
しみじみ。
明日の発表を控え、「今夜はホテルで自主トレと最終調整をする」と言うS大の学生たちに、
「わかるよー、私も去年そうだったから。でも大丈夫よー」なーんて、先輩ヅラをしてみる。

ま、それはいいんだけど。

会場に、Dean(学長?)のB教授の姿が。
なんでも、S大のみなさんとの昼食会の流れで、急遽、シンポジウムにも出席されることになったらしい。
もちろん昼食会はもともと予定されていたことだがDean のシンポジウム出席は予定外のこと。

B教授がDean就任前に教えていたコースを履修したのは私のちょっとした自慢。
当時の私はPhDプログラムに入りたてで、B教授がどんな方かも知らず、たまたまポロッと取ったのだが、あとで「そのコース取れたんだー!いいなぁ」といろんな人に言われた。
実際、素晴らしいコースで、厳しいけど学びが多かったので「来年とりなよ」とあちこちでオススメしていたのだが、翌年、Dean に就任され、以降B教授がコースを受け持つことはなくなってしまった。

Dean になられたB教授はそれまでにも増して超多忙で、うちの学生はほとんどナマで会ったことがない。
だから今日のようなイベントにB教授が飛び入り参加されたというのは異例中の異例。
いつも独壇場の我が師匠も、今日はちょっとおとなしい。

オープニングの挨拶を師匠がおこない、続いてB教授登場。
緊張感が漂う。

が、B教授は拍手を待たず、「えー、みなさん…」と話しはじめ、私を含む聴衆が手をたたこうとしているのに気づき、「あぁ、拍手ね、どうぞ」とか言ってさっそく場を和ませる。
そして拍手がやむかやまないかのうちに、写真係がB教授の姿を撮っているのを見て「私も撮ろうかな」とか言ってポケットからスマホを出し、聴衆の写真を撮りだした。
会場からはクスクス笑いが。

さらに「Selfieも撮ってみよう。やったことないけど」とか言って、聴衆に背を向け、スマホを手に腕をいっぱいに伸ばして、自分の後ろに聴衆が入るようにして自撮りを始めた。
「んんー、難しいな。
どうしても私のハゲ頭が大映りになってしまう」
会場、どっかーん。
で、そこからサラッとがっつりアカデミアな話を始める。

緊張、緩和、さらに緩和、からの緊張。
自由自在。
カッコいいなぁ。

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