修学旅行

在米日本人向け修学旅行をやってみた。

この夏を最後に日本へ帰国したり、アメリカの他の地域へ引越したりする人が多いので、何か思い出になるイベントをやってみっかな、と思った。
ここはニューヨーク州都で見所は結構あるのだが、いかんせんニューヨークシティのようにプレゼン上手じゃないので、観光用の情報が整っていない。
長年住んでいる人でも知らないことがいっぱい。
当然、日本語で伝わってくる情報はゼロ。

というわけで、日本人向けに、英語に不安があっても安心して参加でき、住民も訪問者も「はじめて」や「再発見」が経験でき、大人の学びにつながるイベントを企画してみることにした。
題して「Albany修学旅行」。

第1弾はNYS Capitol Tour。
“官庁施設建設費用として最高額”をかけたというニューヨーク州議事堂。
建物の美しさ、歴史、歴代知事の話、議場見学、建築ウラ話、逸話などなどをたっぷり堪能。

第2弾はHistory & Art Tour。
ミュージアム所蔵の調度品や絵画を解説してもらいながら、17世紀のオランダ人の時代から19世紀までのこの地域の人々の暮らしや産業、文化、風景を見学。アジアや日本とのつながりを垣間見ることもできた。

ツアー参加者が後日、参加しなかった人に「あの建物、実はね…」とか「昔この地域ではね…」とか、ツアーで学んだことを伝えながら反復している姿を見ると、“修学”ってこういうことよね、と、引率として感慨深い。

各回15名程度と、日本人の多くない地域にしては盛況で、10年以上住んでいる人からまだ数年という人まで、さらにはNYCから日帰りのゲストもいたりして、あちこちで自然発生的に参加者間の出会いが生まれていた。
オマケの食事会や手作りパンの販売も好評。
参加者はどなたもとても協力的で、各回とも気持ちよく進み、みなさんに楽しんでいただくことができた。

で、おしまい。
「第3弾も、ぜひ!」って、ありがたいけどね。
もうやりませんよ。
そもそも1回限りのつもりだったのに、うっかり「第2弾も、ぜひ!」に応えてしまっただけのこと。
今度こそ引退します。

もし志のある方がいて、引き継いでくれて、ふわっとうまいこと根付いたらいいけどね。
日本の日本人文化ともNYCの日本人文化ともまた違う、この地域の日本人文化では、そういう伝統を作るのは難しそう。

というわけで、おしまい。
めでたしめでたし。

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