振り込んだ詐欺

ニューヨークで日本人が詐欺の被害に遭った話。

ニューヨーク州に住んでいるという登録をしていると、州内(主にNYC)で日本人が事件に巻き込まれるたびに総領事館が“事例”として教えてくれるようになっている。

「当選おめでとう!」的な儲け話詐欺は珍しくないけど(参照)、今回は新手のものでこんな事例があった。
いわば「振り込んだ詐欺」(※私が勝手に名づけました)。

以下、総領事館のウェブサイト(参照)より抜粋。

---------------------
小切手振り込み詐欺
日曜の昼頃,留学生のAさんがブロンクスの銀行内ATMで現金を入金していると,隣のATM機にいた男が話しかけてきて,操作方法を教える振りをしながら手持ちの小切手(900ドル)をAさんの口座に強引に入金してきました。
そして男は入金した900ドルを引き出すように求めてきたので,慌てたAさんは「自分の口座に入金されてしまった金を返さなければ」と思い,900ドルを引き出して男に渡すと,男は礼を言って去っていきました。
後日,右小切手は決済できなかった事が判明しました。
男が入金した小切手は偽造小切手だったようです。
---------------------

「強引に入金してきました」って、どういう状況なんだろ。
ATMで話しかけてくる時点で、警戒しなかったのかな。
入金されちゃったとして、返金を要求されたら、自腹で返さなきゃと思うもんなのかな。
「Void にできないか、聞いてみるね」と電話するフリでもしたら、面倒くさがって逃げたかもね。

ま、でも詐欺の被害というものは、防ぐチャンスがいくつもあるのに、そのチャンスをことごとく逃すからこそ起きるわけで。
冷静になればおかしいことだらけだけど、慌てちゃったなら、しょうがないよね。

手口といい、金額といい、先方は日本および東アジアから来た留学生のことをよくご存じね。

日本には個人使いの小切手がないから、そもそもこの詐欺は成り立たないんだけど、同じ人でも日本でだったらもう少し理性が働いたかもね。
外国や英語や外国人や外国文化の中にいると、冷静な判断ができない状態に陥りやすいのでしょう。

明日は我が身。
気をつけよっと。

それにしても、アメリカで日常的に英語をつかい、日本語でも横書きが圧倒的に多いだろうに、公に出す文章に「右小切手」という表現を平気ではさんでくるあたり、総領事館の言語センスはあいかわらずだね。
英数字が全角とか、読点がカンマというのも、とってもお役所的。
また、同じようなことに巻き込まれた場合のアドバイスとして「自分の口座に小切手の額面金額が振り込まれるまで待ちましょう。」っていうのも、ねぇ。
犯人に返金を迫られてる場面を具体的に想像して、もうちょっと現実的なアドバイスをしてよ。
愛がないなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です