異文化

アメリカ人たちと一緒にパリの文化に触れてみる。

Red eye(参照)で空港に着き、インフォメーションで都心への出方を習い、電車の切符を買い、両替をして、「あっちかな」「こっちみたい」とか言いながらホテルに到着。
荷物を預け、部屋に入れるようになるまでの3時間ほど「何して過ごす?」とか言ってるうちに疲れが出てきた。

そこでとりあえずネット上で評判のよい近くのカフェに行くことにした。
口コミから察するに、英語のメニューもあるようだし。

広場に突き出したオープンスペースのテーブルを選び4人で座る。
ウェイターのおじさんは英語が上手で、私たちがニューヨークから来たばかりだと言うと、彼女がアリゾナにいるからアメリカとフランスを行ったり来たりしているとか、ニューヨークは大好きだとか話してくれた。

そこそこのテーブル数で入れ替わり立ち替わりお客が来て、みんな勝手に座るのと、ウェイターが2人ぐらいしかいないのと、各テーブルでウェイターがおしゃべりをしているので、注文したものが揃うまで結構な時間がかかった。
レストランを経営しているDは「アメリカでこれだったらYelpでボロカスに書かれてるよね」と言った。
ここではむしろのんびりしていることの方がポイント高いんだろうね、とみんなで納得。

カフェオレやサンドイッチ、オムレツ、クレープなど出てきたものはどれも美味しくて、疲れが取れた。
会計を済ませるとウェイターのおじさんが「いつまでいるの?」「どこ行く予定?」と聞いた。
DとCが、さっきオンラインでガイド付きツアーに申し込んだと言うとおじさんは顔をしかめて、「まぁ別にいいけど、私ならしないね」と言いだした。
「誰かに連れまわされて自由のない時間を過ごすのは嫌いだ」と。
で、自分はニューヨークを好きなように巡り、迷子になったことも含めてどんなに楽しんだかを上機嫌で語ってくれた。

“自由の国”からやってきたアメリカ人たちは困惑し、ただただ苦笑い。
そうねぇ、外国人観光客を相手にダメ出しするって、アメリカ文化ではちょっと考えにくい。
「あぁ、それはいいね。ぜひ楽しんで」だろうね。
たとえ表面的だとしても。
日本ならどうかなと考えてみたが、日本人は自分や自国民に対して厳しいことはあっても“ガイジンさん”には甘々だから、本心から「あぁ、それはいいね」と思うかな。

おじさんが去った後、Cが顔を向けてきた。
「いや、私はガイド付きはアリだと思うよ。彼は英語が話せるし、ニューヨークの街はここよりずっとわかりやすいし」と慰める。
Cも、「そうだよね。短い滞在で時間も限られてるんだし、迷子になるのはもったいないよね。」

その後、みんなと分かれて1人で街を歩いたり、公園や電車の中で人々の動きを観察したり、在仏歴の長い日本人の話を聞いたりしてみた。
たった12時間足らずのうちの偏った情報なのでなんとも言えないが、パリの人たちはルールや監視で縛られたり、行動を制限されることを好まないのかな、という印象。
そしてダメ出しや愚痴を言うことにためらいがないのかも。
それがあのデモやこのストライキ、学生街のあちこちで見かける思想にまつわる貼り紙や落書きにつながるのだとしたら、辻褄が合うような気もする。

2日め以降はS大学の学生、留学生、教授たちと会ってほぼ丸一日を一緒に過ごす。
また新たな気づきがあるかな。

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