論破欲求

「言い負かしたい」という気持ちが強い人について。

「日本人男性とは合わない。だって私が論破してしまうから。」と言う日本人女性の話を聞いた。
「アメリカ人男性なら、五分五分だから大丈夫」と続く。

なんとなく、「本当は論破したくない」ってことかなと思った。
こっちが論破しようとしても、論破されずにいてほしい、と。
イヤイヤ、論破しようとしなきゃいいじゃん、と思ったけど、そんなことを言うと論破されそうだから、やめた。

それで気がついたのだが、私はこういう“論破体質”の人に論破されることが時々ある。
論破を仕掛けられやすい、というか。
そして論破された後、決まって気まずいことになる。

そうこう言ってるうちに、ある男性に論破された。
で、やっぱり気まずいことになった。

どういうことか、考えてみた。
以下、おそらくこうじゃないかな、といういいかげんな想像。

論破体質の人は、日頃から自分の論破力を試したがっている。
すでに論破しちゃった人を相手にするのはつまらない。
そこへ私が通りかかる。
私は議論から逃げないタイプだし、意見も言うので、論破体質の人の欲求をかきたてるのだろう。
で、捕まえて、はりきって論破を仕掛ける。
議論にはなるけど、期待したほどの歯ごたえがない。
もっと噛み付いてこいよ、とけしかけるが、乗ってこない。
イライラする。
論破は成功するが、不満が残る。

…と考えると、申し訳ないような気もする。
でもこれ、私の方から見ると、以下のようなことになっている。

わからないことがあったので、質問をする。
すると思ったより詳細に、熱心に回答をしてくれる人が現れる。
「なるほど」と思ったり、さらに疑問がわいたり、そのへんはケースバイケースだが、とりあえず最初の質問に回答がつけばよいと思っている。
そして、反応していただいたことにお礼を言うなどして、終わり。
これで、用は済んだと思っている。
すると、多めで速めの、なにやら熱のこもった返答が届く。
やや困って、切り上げようとする。
引き留められる。
状況に応じて、折れたり、謝ったり、なだめたりして解放してもらう。
疲れる。

ついでに言うと、すべてが終わった後で、遠巻きに見ていた人から「大変だったね」「お疲れさん」などと声をかけられる。

よくないね。
これも私が招いちゃってるんだろう。

ウォーミングアップがすっかり整って、シャドーボクシングしてるような人を見かけたら、見えないフリして通りすぎる。
そういうことも、できるようにならないとね。

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