終着点

『カンブリア宮殿』 2014年8月21日 放送「食を支える13万人!本物が、本物の人材を作る!」(参照)を見た。

私は普通に料理をするが、取り立てて料理が好きでも嫌いでもない。
探究心もない。
そのくせ、あるいはだからこそ、あるいはなぜか、料理のプロに寄せる期待がやたら高い。

一流の料理人が言うことはだいたい鵜呑みだし(参照)、料理人の感性、着眼点、研究心、職人気質、哲学、コミュニケーション力、言語能力などにいちいち感動する。
英語屋さんがいいかげんな商売をしているのは放っておけるようになったが、料理を出す店がいいかげんな商売をしているのはとても悲しくなるし、腹も立つ。
料理と向き合う人に対する理想が高いのだと思う。

というわけで『カンブリア宮殿』。
辻調グループ代表、辻 芳樹さん。
初のテレビ出演とおっしゃっていた『久米書店』(参照)からわずか3ヶ月。
今後は出る方向で、あきらめられたのかな。
人によっては怖いと感じそうなくらいの媚びない雰囲気がカッコいい。

「料理の勉強の仕方を教えている」
「もう1回チャンスを与えられたとき、どこを変える?」
「問題点を自ら考え、言葉にすることが重要」
「分析、解釈できないと、ひとり立ちできない」
「微細なことに生徒が気づくような流れに、教えがある」
「考えさせるのが本来、いちばんの教育の目的」
「やみくもに努力するのは悪いパターンの組織」
「自主的に考えさせることで初めて教育は完結する」
ゾクゾクするようなキーワードたち。
これぞ教育機関。
私もがんばろう。

特に響いたのは入学式での辻校長の言葉。
「皆さんがこれから歩んでいくこの技術の世界には終着点というものがありません。」

これ、パクらせてもらおう。
母語であれ、第二言語であれ、言語学習の世界にも、終着点というものはないから。

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