問題の掘り下げより解決策を

問題点を探し、原因を分析し、謙虚に反省することは日本人の美徳とも言われます。
しかし、コーチングでは問題を掘り下げることはしません。
これは私たちの脳の働きと関係しています。

私たちの脳は良いことよりも悪いことに強く反応し、悪いことをよく記憶します。
また、弱点を取り除こうと望めば望むほど、その弱点は強く認識され、取り除きにくくなります。
さらに、暗い気持ちは学習を妨げます。
もしあなたが「英語ができない」と思い、「発音が悪い」「文法がめちゃくちゃ」「ボキャブラリーが乏しい」と分析し、「ダメだ」と凹んでいるならば、それは自ら英語ができない道へと導いていることになります。

問題を認識するのは大切です。でも、その認識は悪い方へ偏りがちです。
例えば「“th”の発音が苦手」という人は、うまくいった経験は覚えておらず、失敗ばかりを覚えているものです。
“th”の発音の練習を重ね、かえって苦手意識が強化されてしまうと、会話の中でいざ使おうとしたときに緊張してうまくいかないかもしれません。

コーチングでは問題に対し、解決策を考えます。
解決策は学習者の個性、問題の種類や場面によって異なりますから、それらに応じてもっとも有効なものを選びます。

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