コーチ研修-4

第2部の3分の2修了。
どぅあゎぁぁぁ。

実習、実習、また実習。
今日の授業なんて2時間ずっと実習だった。
日ごろは夏場でもまったく汗をかかない私だが、授業が終わって画面を閉じると、服が汗で濡れているのに気づく。

「明日は全部をロールプレイに充てたいので」と前日のうちに予告され、ロールプレイに盛り込む内容を知らされていたせいで、朝からソワソワするやら憂鬱になるやら、緊張しっぱなしだった。

今日のテーマは「第1回セッション」。
初めてコーチングの門を叩いた人を相手に、「コーチングとは」を説明し、セッションの概要を説明し、筆答と口答のテストを実施して、フィードバックと課題の提案をし、2回目以降のセッションの計画を立てる。

特にポイントとなるのは口答テスト。
普通に会話をするように話しながら文法項目をチェックしていく。
ということはつまり、チェック項目が答えに現れるように質問をしていかなければならない。
たとえば会話の最初は現在形のチェック。
単純な現在形はどうか、現在進行形はどうかをチェックするために、自己紹介をしてもらい、進行中の事柄について聞く。
過去形なら思い出、未来なら計画、仮定法なら希望…というように、話題を自然に移していく。
同時に助動詞や前置詞の使い方、文の構成、関係代名詞、形容詞の豊富さなどもチェックする。
もちろん、これまでに練習してきたコーチングの基本はすべて盛り込み、相手にとって話しやすい雰囲気を作って、やる気を刺激し、有効な情報を引き出しながら会話を進めていく。
で、相手の返答をメモして、会話の後に続くフィードバックの中で改善したいポイントとしてまとめて伝える。

うにゃー。

ロールプレイの持ち時間は20分。
トップバッターだったことも多少影響してはいたが、話しながら考えなきゃいけないことが多すぎて、完全に脳がパンクした。
時間内に収まらず、途中で止められ、「会話が終わったとして」と再開してフィードバック部分をやったが、それもグダグダだった。
ロールプレイ中は言葉が出てこない感じだったのに、終わった途端、口から魂も内臓も、何もかもが飛び出しそうだった。

そんな出来でも、講師のRも仲間たちも、温かい言葉をかけてくれた。
さすが、褒め上手のコーチの皆さん。
ありがたいけど、本人的にはダダ凹み。
その後は他の人のロールプレイを聞く。

みんな、本当にうまい。
それぞれの個性には違いがあるけど、どのロールプレイも落ち着いていて、コーチ役はユーモアを交えつつ、ごく自然に会話を運び、豊かな表現で的確にまとめたフィードバックができていた。
もうね、これは芸ですよ。
カッコいいなぁ。

こういう良い例を聞いて、どこが良いかはわかる。
舞台裏を知っているだけに、うまさが具体的にわかるのだ。
「あぁ、そう、そう言いたかった」「こういうふうに持って行きたかった」と、うなづきながらメモをとる。
聞いていると、自分にもできそうな気がしてくる。
でも、やってみるとできないんだよねぇ。

はぁぁ。厳しーい。

そんな感じで私以外は全員とても上手にできているんだけど、それでも「もっと練習しなくちゃ」と言っている。
Iの提案で、授業のない日にスカイプで待ち合わせして、ロールプレイをやろうということになった。
この熱心さ、意欲、学習者の鑑だよね。
プロ意識が高く、素晴らしい教育者たちだと思う。

プログラムは残り2週間。
Zは早くもちょっと寂しがっている。
Mはいつの間にか私たちを”Family”と呼ぶようになった。
まだお互い顔は見たことないけど。

言語コーチの黎明期に居合わせた偶然と、この仲間たちに出会えた幸運を改めてありがたく思う。

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