Greeting Cards

カード社会、アメリカ。
クレジットじゃなくてね。

アメリカにはカードを贈る習慣がある。
こちらの資料(参照)によるとアメリカで売れるカードは年間65億枚、総売り上げ70-80億ドル。
ほえー。

行事でいうなら、1/1のNew Year’s Dayに始まり、日本でも有名なクリスマス(参照)や母の日(参照)などの他、MLK Day(参照)やAdministrative Professionals Day(参照)などのアメリカではよく知られている日や、Smile Day、Teddy Bear Dayなどちょっとマイナーな日まで、カードを贈るチャンスは少なく見積もっても年間で40回はある(参照)。
ちなみに明日1/19は、Whisper ‘I Love You’ Day(「愛してる」と囁く日)だってさ。

加えて出産、結婚、卒業、退職など単発のお祝い、誕生日や結婚記念日といった定番のお祝い、各種パーティーの招待、Thank Youに代表されるお礼系、Sympathyのお見舞い系、なんでもない日のThinking of Youなどなど、アメリカ人は年がら年中カードを贈りあっている。

もちろんe-Cardもあるけど、やはり紙ベースのカードの勢力はまだまだ健在。
パーティーでみんなからのカードを披露するコーナーもあるし、壁などに吊り下げて飾ることもあるからね。

というわけなのでカードを買うこともしょっちゅう。
Hallmarkなどのような専門店もあるが、スーパー、コンビニ、薬局の一角には必ずカード売り場があるので、いつでも気軽に買える。
私はカードを贈るのが好きだし、文字があれば読んじゃう病なので、よくカード売り場で“立ち読み”をしている。

今センターを張っているのはValentine’s Dayのカード。
アメリカのValentine’s Dayは広く愛情を伝える日なので、贈る相手も内容もさまざま。
たとえば相手別なら、大きく分けて”For Him(男性宛)”と”For Her(女性宛)”。
さらに、夫・妻、彼氏・彼女・恋人、父・母、息子・娘、孫息子・孫娘など。
雰囲気別ならRomantic、Funny、Cuteなど。
内容は個々のカードに書かれているメッセージによって、出会ったばかりから長年連れ添ったのまでさまざま。

これらのカードを読んでいると、アメリカのいろいろが伝わってくる。
褒められたいとか、言わなきゃわかんないとかいう文化的なこと。
人種や宗教や思想や教育や家族などの社会的なこと。
多様性と均一性、個性とステレオタイプ、受容と反発。
「それはともかく」と、誰かを想い、カードを贈るという行為。

ちなみにアメリカのカードはそのほとんどにメッセージがあらかじめ印刷されている。
特注で作るものや、白紙に書き込むタイプのものもあるが、全体に占める割合はごくわずか。
“単一民族”と刷り込まれている日本では、無地のハガキや年賀状、カードの類が好まれる一方で、PotやBowlでごちゃ混ぜのアメリカで既成のメッセージが好まれるというのはおもしろい現象だと思う。

書くというより、選ぶ。
膨大な数のカードの中から、自分、相手、その関係性、タイミング、気持ちに合うものが不思議なことにふっと見つかる。
あまりにもぴったり合いすぎて、私はカード売り場で泣きそうになったことが何度もある。

どんな人がメッセージを作っているのだろうと思って調べたら、どうやらカード作家の一般公募はしていないようだが(参照1参照2)、『XXになるには』的なガイドはあった(参照)。
レシピ形式で簡単そうに書いてあるので、興味のある方はぜひどうぞ。

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