Intercultural Communication Proficiency

外国語会話プログラムの新しいレベル分けを思いついた。

“Intercultural Communication Proficiency”
略してICPとでも名付けておこう。
日本語にすると『国際コミュニケーション能力熟達度』…って、どっかにありそうな名前になっちゃうけど。

たとえば日本人が、アメリカ人相手に英語で話せるようになりたい場合。
以下のような少人数クラスでみっちり訓練し、各レベルで無理なく会話できるようになったら次のレベルへ進む。

【入門】 日本人3 × アメリカ人1
【初級】 日本人2 × アメリカ人1
【中級】 日本人1 × アメリカ人1
【中上級】 日本人1 × アメリカ人2
【上級】 日本人1 × アメリカ人3

このレベル分けの意味、わかる人にはわかるはず。

外国語学習に馴染みがない人は、「日本人」を自分(と仲間)だとして、「アメリカ人」のところに、たとえば20歳年上または年下とか、専門がまるで違う人とかを当てはめて、そういう人たちと話をすると想像してみてほしい。
【入門】は味方が多く、“その他大勢”でいることもできるけど、レベルが上がるにつれ、だんだんキツくなるでしょ?

上級クラスはアメリカ英語・アメリカ文化のネイティブ3人が相手。
これはかなり厳しい。
カリキュラムとしては、
– アメリカ人たちが詳しく知ってる歴史や文化の話題で、置いてけぼりにならないようがんばったり、
– アメリカ人たちが知らない日本の情報や抽象的な概念をきちんと説明し、理解してもらえるようにがんばったり、
– 国際情勢など、背景知識的に同等な話題で、3人を前に滔々と自分の意見を述べたり、
– 哲学、倫理などの話題で、2対2になってディベートをしたり。
それをコーチなりインストラクターなりが見守りつつ、パフォーマンスを査定する、と。

上級の厳しい環境でタジタジせず、自在に会話ができるようになれば、あとはもう、相手が何人(ナンニン&ナニジン)になっても大丈夫。
学習者は自信を持ってどこへでも羽ばたいていける。
育てた側も安心して見送ることができる。
祝・ご卒業。

我ながら良いアイディアだとは思うけど、たとえば既存の英会話学校でこれを提案したところで、企画会議にかけるまでもなくポシャるだろう。
会話相手にしろレベル判定をする講師にしろ、人材が確保できないし、手間ばかりかかって採算がとれないからね。
つまりカネ儲けを考える組織内での実現は不可能。
でも、利益や手間は度外視して、本気でいわゆる“グローバル人材”を育てたいというなら、試す価値はあると思う。
本気なら、ね。

どなたか、どうぞ。

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