ローカルとグローバル

日本は金環日食で盛り上がっているようだ。
もちろんアメリカでは何の話題にもなっていない。

「どんなに遠くにいても同じ月を見上げてる」なんて、歌詞にでもなっていそうなロマンチックな台詞だけど、「同じ金冠日食を見上げてる」というのは近所の人同士でないとできない。
昨今の日本人は“グローバル化”とやらが進み、“世界のみんな”を視野に入れるのが大好きだけど、かなり狭い範囲の“ローカルなみんな”で一緒にやることも、あいかわらず好きなようだ。

そういえばスカイツリーがオープン間近。
がんばって予約をゲットして、大行列に並んで、待たされて、行ってきた人たち同士の“ローカルなみんな”だけで感想を言い合ったりもしなくちゃならない。
忙しいね。

たとえば金冠日食にしても、場所を特定しなければ、数年に一度くらいのペースで、世界のどこかで見ることができるらしい(参照1 参照2)。
オリンピックやワールドカップの開催地を追いかけて4年に一度海外旅行をする人がいるように、金冠日食を追いかけて世界を旅する人もいるのだろう。

で、現地で顔見知りに会って、「あぁ、やっぱりおたくもいらっしゃいましたか」と挨拶したり。
これをグローバルと呼ぶかローカルと呼ぶかは意見の分かれるところだな。

ローカルとグローバル。
近所と世界。個人と社会。部分と全体。主観と客観。
木も見て森も見るのは簡単ではない。
常にバランスを心がけてやっとできるかどうか。
あれもこれもと欲張りすぎないようにね。

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