Fear

「マイナスなことを言う人は絶えない」。
「闘わない奴は闘おうとする奴を叩く」。
フジテレビ『ボクらの時代』 (2012.3.11放送)より

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勉強したくないなら、まわりの邪魔にならないように、ぼんやり空想にふけるとか、本を読むとかしていればいいのですが、そうはしない。
その暇があれば、他の子供たちの学習を妨害しようとするんです。
(中略)
これはまさに教育に競争原理と市場原理を持ち込んだことの結果です。
閉鎖集団内の相対的な競争の優劣にだけに子供たちを熱中させたことの結果です。
そのせいで、お互いに足を引っ張り合い、お互いの学力を下げることに懸命な子供たちが大量生産された。 

内田樹 (2011) 『平松さんの支援集会で話したこと』 Retrieved March 13, 2012, from http://blog.tatsuru.com/2011/11/24_2042.php
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頑張る人のそばにいると、頑張っていない自分に腹が立ったり、焦りや劣等感を持ったりする。
肩身の狭い思いをする。引け目を感じる。
そういう嫌な思いをしないために、頑張る人の足に絡みついて、頑張らせないようにする。
叩いてつぶす方法もあれば、「もう休んだら」「やめときなよ」「心配だから」と言って、相手の力をじわじわ奪う方法もある。
とにかく、身近な人たちが、自分と同じくらい頑張らないでいてくれれば安心できる。

怖れるか、喜ぶか。
それだけのことで日々の暮らし方は大きく違ってくる。

苦痛から逃れたい。
そのために他人の邪魔をする。
見事に邪魔できたとしても安心できるのはほんの束の間。
頑張る人は次から次へと現れて、そのたびに胸がざわざわする。

頑張っている人を見て「自分も頑張ろう」と思う。
すごい人の話を聞いて感動し、少しでも近づくためにはどうすればよいか考える。
そのチャンスを与えられていることに感謝する。

怖れに支配されていると、喜びを忘れてしまう。
喜びに満たされていると、怖れは消える。
気持ちの切り替えはあっけないくらいに簡単で、気が遠くなるくらいに難しい。

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