Misleading

大地震発生。
アメリカでも各局が速報を伝えている。

日本国内でも情報収集が落ち着かない現段階で、海外メディアが正確に情報を伝えることは期待できない。
仕方がない。

しかしやけに”Tokyo”というのが気になる。
東北に押し寄せる津波の映像をバックに、”Tokyo”と繰り返されるのを聞いていると、まるで東京の街が海に飲まれているように見える。
世界地理が苦手なアメリカ人のような人たちが、このひっかけ問題にひっかからずに済むかしら。

どのメディアも支社を東京に置いている。
そのため画面にはTokyoの文字が常時出ている。
もちろん震源地は「日本の北部」と説明され、仙台などの地名もさらっと伝えられてはいるが、東京でも揺れがあり被害が出たために、記者たちは自分の体験した“近所の情報”を中心に伝えてしまう。
アメリカのスタジオにはそれが“日本の情報”として伝わる。
そこへ車や建物が流されていく衝撃映像が、繰り返し紹介される。
馴染みのある”Tokyo”が目と耳から入ってきてもなお、「この映像は東京の様子ではないんだ」と正確に情報を読み取るだけのリテラシーが視聴者側に備わっているとは考えにくい。

遠く離れた国のこと。
情報操作とは別に、誤解の入り込む隙も大きい。
日本に伝わるアメリカの情報も、こんなもんだと思っておいた方がいい。

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